先に結論。
「ボールは振った方向に曲がる」
という考えは、
もう捨ててください。
ボールが曲がる仕組みは、
インパクトの瞬間の
「フェースの面」
と、クラブが通り道
「クラブパス(軌道)」
の、たった2つの
要素の関係性で
ほぼ決まります。
多くのゴルファーが、
どれだけ練習しても
曲がりを直せないのは、
この根本原理を
理解していないからです。
- 【飛び出し方向】:ボールが最初に飛び出す方向は、フェースの面でほぼ決まります。
- 【曲がり幅】:ボールがどれだけフックやスライスするかは、「フェースの面」と「クラブパス」の角度差で決まります。
このシンプルな法則を
理解すれば、
あなたは
なぜ曲がったのか
を即座に
判断できるようになり、
意図的に
ドローやフェードを
打つことが
可能になります。
なぜ!
ボールは
曲がってしまうのか?
お悩みの方は
多いと思います。
ココではボールが曲がる
原理を解説して
いきたいと思います。
ボールが曲がる要素は3つ
ボールが曲がる仕組みは
ボールの
【回転軸の傾き】
と
【フェースの面】
によるものです。
ゴルフは
基本バックスピンが
掛かります。
このバックスピンによって
【揚力】逆回転が掛かり
その空気抵抗で
ボールが上がります。
この時にボールの回転軸が
真っ直ぐなら
ストレートボールに
なりますが
回転軸が左右に
傾くと曲がります。
その回転軸が傾く要素は
① フェース面
② クラブパス
③ 打点位置
この3つです。
特にボールの曲がり具合に
大きく影響するのは
①フェース面と
②クラブパスです。
フェース面と
クラブパスの組み合わせで
ボールが曲がり幅が
決まります。
基本クラブの飛び出す方向は
インパクト時の
フェースの面で
決まります。
フェースの面が右を向けば
右に飛び出します。
フェースの面が左を向けば
左に飛び出します。
そこから曲がり幅を
決めるのが
クラブパスとフェース
の面の
差です。
この差が大きければ
大きいほど
曲がり幅も大きくなります。
③の打点位置は
ギア効果に詳しく書いています。
ボールが曲がる仕組み

上図は
フック回転が掛かる時の
フェース面とクラブパスの
関係を書きました。
仮に
インパクトでは
フェースの面は0度
クラブパス5度
の場合
フェースの面は0度なので
真っ直ぐにボールは
飛び出しますが
クラブパスは
5度インアウトから
下りてくるので
クラブは飛球線より
右方向に振っていることに
なります。
その結果
ボールに
フック回転が掛かります。
ボールは
真っすぐ飛び出してから
左に曲がります。
その時の
フェースの面とクラブパスの
差によって
ボールの曲がり具合が
決まります。
これを
もう少し
掘り下げて考えると

上画は
クラブパスの方向は
インアウト+5度で
フェースの面は0度です。
ボールの飛び出しは
フェースの面0度と同じ方向に
飛び出しますが
クラブは
クラブパスの方向に
振っているので
力はクラブパスの方向に
向いています。
その結果
クラブパスとフェースの面の
差が出来て
その摩擦によって
ボールにフック回転が掛かる
仕組みです。

上図は
スライス回転が掛かる時の
フェースの面と
クラブパスの関係です。
フック時とは逆で
インパクトでは
フェースの面は0度
クラブパス-5度
この場合は
クラブは
飛球線よりアウトインの
左方向に
振っていることになります。
フェースの面は0度なので
飛び出す方向は
真っすぐですが
アウトインの
カット軌道に
なっているため
ボールに右回転が掛かり
真っ直ぐ飛び出してから
右に曲がります。

これも掘り下げると
クラブパスの方向は
アウトイン-5度で
フェースの面は0度です。
ボールの飛び出しは
フェースの面0度と同じ方向に
飛び出しますが
クラブは
クラブパスの方向に
振っているので
力はクラブパスの
方向に向いています。
その結果
クラブパスとフェースの面の
差が出来て
その摩擦によって
ボールに
スライス回転が掛かる
仕組みです。

上図は
インパクト時に
フェースの面が
+5度右を向いて
クラブパスは0度の場合
この場合
インパクトで5度フェースの面が
右を向いているので
右に飛び出します。
しかしクラブパスは
0度なので
振っている方向0度
フェースの面は+5度
具体的には、
クラブが目標に対して
0度の方向に
力を加えていることで、
フェースが5度
右を向いていることで、
クラブパスとフェースの
フェースの
角度差が5度生まれ、
この差が
ボールに右への
スピンを与えます。
その結果、
ボールは右に進み、
さらに
右に曲がっていきます。

上図は
インパクト時に
フェースの面が
-5度左を向いて
クラブパスは0度の場合
この場合
インパクトで
-5度フェースの面が
左を向いているので
左に飛び出します。
クラブパスは
0度なので
振っている方向0度
フェースの面は-5度
となり
クラブが目標に対して
0度の方向に
力を加えていることで、
フェースが-5度
左を向いていることで、
クラブパスとフェースの
フェースの
角度差が-5度生まれ、
この差が
ボールに左への
スピンを与えます。
その結果、
ボールは左に進み、
さらに右に曲がっていきます。
FAQ:ボールが曲がる仕組みの核心
読者が最も知りたい疑問を厳選し、簡潔に回答します。
| 質問 (Question) | 回答 (Answer) |
| Q1. ボールが曲がる仕組みで最も重要な2つの要素は何ですか? | フェース面(ボールの飛び出し方向を決定)とクラブパス(フェース面との差で曲がり幅を決定)の2つです。 |
| Q2. ボールは、クラブが振られた方向(クラブパス)に飛び出すのですか? | いいえ、違います。 ボールが飛び出す方向は、インパクト時のフェースの面が向いている方向がほぼ支配します。クラブパスではありません。 |
| Q3. なぜボールにフックやスライスの回転がかかるのですか? | フェース面とクラブパスに角度差があるからです。この角度差(摩擦)が大きいほど、回転軸が強く傾き、フックやスライスといった曲がり幅が大きくなります。 |
| Q4. ドローボールを打つためのフェースとパスの関係性は? | クラブパスがフェース面よりもターゲットより右側を向いている状態(例:パス+5度、フェース+2度など)が必要です。 |
まとめ
ボールが曲がる仕組み
書きました。
前回の
プッシュアウトの仕組み
の続きです。
クラブの振っている
方向に力が掛かる
(クラブパス)と
フェースの面で
ボールが曲がる仕組みを
書いてみました。
Dプレーンここにも
詳しく書いています。
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