ボールをコントロールするのに重要なフェースアングルとクラブパスの関係とは

Face to  Path(フェーストゥパス)

球が曲がるメカニズムはご存じですか?

なぜスライスやフックが出てしまうのかそのメカニズムはここで解説していきます。

この関係を理解できればどのようにしてボールが曲がるのかがわかります。

フェースアングル-クラブパス=フェイストゥパス

球が曲がる要素は沢山ありますが
まずはクラブパスとフェースアングルについて詳しく説明します。

フェースアングル(Face Angle)

フェースアングル(Face Angle)とはインパクト時のフェースの向きです。

フェースアングルは打ち出し方向を決めるための一番大事な項目です。

ストレートボールを打つにはインパクト時にフェースアングルは±0でなければなりません。

+(右)オープン  フェース面が開いている状態

例)+2度 インパクトでフェース面が2度右に向いている

-(左)クローズ  フェース面が閉じている状態

例)-2度 インパクトでフェース面が2度左に向いている

クラブパス(Club Path)

クラブパス(Club Path)とは (インパクト前後のクラブの軌道)

※インサイドアウトやアウトサイドインの度合いを表しています。

ドロー打つ為にはインサイド・アウトの軌道が必要で、
フェードを打つ為にはアウトサイド・インの軌道が必要になります。

+(右)インから -(左)アウトから

この2つの数値でボールの曲がりを計算できます。

インパクト時のフェースアングルとクラブパスでボールの曲がり幅が決定します。

この差が少なければ球の曲がりも少なく、
逆に大きければ球の曲がりも大きくなります。

例えばフック系の球を打ちたい時はクラブパスより
フェースアングルが-になっていなければいけません。

わかりやすく説明しますと

クラブパス+1フェースアングル±0 フック系

クラブパス-1フェースアングル±0  スライス系

上のようにフェースアングルは同じ±0なのにクラブパスが違うと球の曲がる方向が変わります。

もしドロー系の球を打ちたいならばクラブパスは+にしなければなりません。

クラブパスが(+)インから下りてフェースアングルが
クラブパスよりマイナスであればドロー系の球が出ます。

上の画像1は

クラブパス(CLUB PATH)+4.8 

フェースアングル(FACE ANG)+3.2

フェースアングル-クラブパス 3.2-+4.8=-1.6
(フェーストゥパス)になり

クラブパスよりフェースアングルが-になりフック回転の球がでます。
フェースアングが+3.2度ののでボールの打ち出しも
右に飛び出し左へ曲がる球となります。
このの数値がが大きくなれば曲がり幅も大きくなります。

[su_dropcap]注目[/su_dropcap]

{インパクトでフェース面が+3.2度右に開いているにも
かかわらずボールはフック回転しています。

トラックマンで計測出来なかった時代は
ドロー系の球を打つにはクラブをインサイドから下ろしてきて
インパクトではフェース面を閉じるように教えられてきました。}

しかし実際はインパクトでフェースアングル+3.2で開いて
クラブパスが+4.8度インサイドから下りてきて、

フェースアングルよりクラブパスが大きくなることにより
ボールにフック回転が掛かっている事がわかります。

上の画像2はスライス回転

クラブパス(CLUB PATH)±0 

フェースアングル(FACE ANG)+2.8

フェースアングル-クラブパス +2.8-0=+2.8

(フェーストゥパス)になり
クラブパスよりフェースアングルが+になりスライス回転が出ます。

上図の場合インパクトでフェースアングルが±0なので
飛び出しすぐは真っすぐでてそこから右に曲がっていく球となります。

画像1はは3.2度フェース面が開いてクラブパスが4.8度でフック回転

画像2は0.4度フェース面が開いてクラブパスが0度でスライス回転

どっちもインパクトではフェース面は開いていますが結果は違います。

このようにクラブパスとフェースアングルの関係を知ると
ボールの曲がり幅がコントロールすることが出来ます。

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しかしスライスしか出ない人がいきなり
ドロー系の右から左に帰ってくる球が打とうと

クラブパスをインから下ろそうとし過ぎてクラブを極端に寝かせたり
体を右に倒して煽るように打ってミスします。

まずはフック回転が出るようにクラブパスをインから下ろすのではなく
まずはクラブパスを真っすぐでもいいので

飛び出し方向を真っすぐしてそこから左に曲がるように

インパクトでフェースアングルがマイナス(左)

になるように練習するのがいいでしょう。




逆に上級者の方でフックにお困りの方が多いです。

フックやチーピンがでるかたのほとんどが
クラブパスがインサイドから下りています。

インアタックが強すぎるとフックが強くなります。
上級者はフェースコントロールは上手なので
フェースアングルは真っすぐな方が多いです。

心理的にフックが出る人は
左に曲がるのが怖くて右に打ち出そうとして
クラブパスがインアウトになりがちです。

その結果ボールはもっと曲がりが大きくなります。

そんな方はクラブパスを適正にしなくてはいけないのですが
しかしクラブパスを今よりアウトから下ろすと
もっと左に曲がる気がして怖くて振れません。

これは測定器等で見ないとわからないと思います。。
トラックマン4を使ってレッスンすると

アウトから下ろしてくる練習をしても
実際はまだインサイドから下りている事があり
ご本人の感覚とのずれが相当あります。

練習はトラックマンを使って数値を確認しながら進めていくと
すぐに球の曲がるメカニズムを知ることが出来ます。

皆さん、YOUTUBEやゴルフのレッスン雑誌を見て
スイングを撮影してアプリ等でスイングチェックをしている方が多いですが

実際のクラブパスとフェースアングルはご自身が思っているような
数値になっていない事が多いので

スライスやフックでお困りの方は一度トラックマンで
自身のスイングをチェックしてみてはどうでしょうか?


どんなゴルファーでもスイングの形は違うので
フェースアングルとクラブパスはもちろん!

STEPBYSTEPゴルフスクールでは
前後のカメラでスイングを確認しながらスイング面と
弾道測定を確認しなら平行してレッスンを行っています。

STEPBYSTEPゴルフスクールなら
ゴルフが上達することをお約束します。

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25歳でゴルフを開始。銀座ゴルフアカデミー吉本巧コーチの門下で2年間修行後、20年勤めた会社を退職しサンディエゴへ単身渡米。 芝の上で毎日打つ環境で、アプローチ・バンカー・パッティングを徹底的に鍛錬。帰国後は関西を中心にレッスンを開始し、 **「迷路にしない、明瞭なスイング指導」**をモットーに吉本理論をわかりやすく伝えている。 合理的で正しい理論の元で練習すれば必ず 上達することができます。 資格・認定: ビジョントレーニング2級/SPORTSBOX 3D GOLF Level 1 認定 メディア:読売テレビ「す・またん!」出演、パーゴルフ(2013年8月号)、ワッグル(2020年10月号)掲載 専門:スイング設計×クラブ軌道設計/ショートゲーム設計/3D動作解析(SPORTSBOX)/弾道解析専門(トラックマン4) 活動エリア:大阪(STEPBYSTEPゴルフスクール)北浜駅、淀屋橋駅、本町駅、堺筋本町駅 駅近です。 一言:「遠回りしない最短ルートで、再現性の高いショットを。」