目次
- 1 安定スイングを阻害する「伸び上がり」の正体と原因
- 1.1 1. 伸び上がりが「引っ掛け」や「ダフリ」を引き起こすメカニズム
- 1.2 2. 前傾角度を崩す二大原因
- 1.3 下半身が動きすぎ
- 1.4 なぜアーリーエクステンションが起こるのか?
- 1.5 【改善策】前傾角度を維持する正しい下半身の使い方
- 1.6 【練習ドリル】壁を使ったヒップターン練習
- 1.7 FAQ (よくある質問)
- 1.8 Q1. 伸び上がりが「引っ掛け」や「ダフリ」を引き起こすのはなぜですか?
- 1.9 Q2. 「アーリーエクステンション」とは何ですか?
- 1.10 Q3. 前傾角度をキープするために、下半身で最も意識すべきことは何ですか?
- 1.11 Q4. 「左のお尻を後ろに見せる」とは具体的にどういう動きですか?
- 1.12 まとめ
結論
前傾角度をキープできない
「伸びあがり」は、
引っ掛け・ダフリ・
トップ・スライスなど、
あらゆるミスショットの
根本原因です。
本記事では、
原因となる
「下半身の使いすぎ」
や「骨盤角度の崩れ」を、
具体的な改善ステップを
通じて解決します。
引っ掛けやダフリに
悩んでいる方
多いと思います。
その原因は
伸びあがりかも
ゴルフスイングにおいて、
スイング中
「前傾角度をキープする」
ことは安定したショットを
打つために
欠かせません。
しかし、
多くのゴルファーが
アドレス時に作った
前傾角度を維持できず、
ダフリやトップ、
フックなどのミスを
引き起こしています。
ここでは
前傾角度を
キープできない
原因を解説し、
その改善方法について
詳しく
紹介していきます。
スイングの安定感を
手に入れるための
ポイントを押さえ、
ミスを減らしましょう!
安定スイングを阻害する「伸び上がり」
の正体と原因
伸びあがる原因は
いくつかありますが
ゴルフスイングにおいて
「前傾角度をキープする」
ことは、
再現性の高い
インパクトを
迎えるための
絶対条件です。
しかし、
多くのゴルファーは
この前傾角度を
維持できずに、
伸び上がってしまいます。
1. 伸び上がりが「引っ掛け」や「ダフリ」を引き起こす
メカニズム
伸び上がりが発生すると、
インパクトの瞬間に
以下の現象が起こります。
- 前傾角度が起きる:
グリップの位置が浮き、
手元が目標方向に伸びます。 - クラブパスのズレ:
ヘッドが目標線に対して外側(アウトサイド)や、
極端に内側(インサイド)
から入りやすくなります。
この結果、
ボールの手前で地面を叩く
(ダフリ)か、
フェースが急激に閉じて
左へ突き抜ける
引っ掛け(フック)が
多発するのです。
2. 前傾角度を崩す二大原因
伸び上がりを
引き起こす原因は
複数ありますが、
主に以下の2つに
集約されます。
① アーリーエクステンション
ダウンスイングの初期段階で、
お尻がボール方向に突き出て、
骨盤の角度(前傾)
が一気に変わってしまう
現象です。
② 回転不足、または
回転方向の間違い
本来、
軸を中心に
回るべきところが、
横移動や上下動が
大きく動いて、
インパクトで手元の
スペースがなくなり、
体が起き上がる
これらが原因で
インパクトで
伸びあがっています。
下半身が動きすぎ
スイング中に下半身が
動きすぎると
前傾角度が崩れやすくなります。
ダウンスイングスイング
直後に
足を蹴りすぎると
おしりが前に出て
骨盤の角度が
変わってしまいます。
※
【アーリーエクステンション】
と呼びます。
ダウンスイングで
骨盤がアドレス時
よりも前に出て、
前傾角度が
早く起きてしまう
スイングエラーのことです。
※
この動きが
スイングエラーに繋がり
アーリーリリースや
インパクトで手元が浮く
原因になります。
なぜアーリーエクステンションが起こるのか?
多くの場合、
それは「飛ばしたい」
という意識や、
下半身を使って
打ちに行き過ぎる
回転の意識不足:
「回る」よりも
「横に移動する」
意識が強すぎる
【改善策】前傾角度を維持する正しい下半身の使い方
では、
正しい下半身の使いは
どのようにすれば
前傾角度を維持しながら
正しいスイングが
できるのでしょうか?
ポイント3つ
足を蹴りすぎない意識を持つ
足を蹴りすぎない
足を蹴る動作が強すぎると、
お尻が前に出てしまい、
体が伸びます。

上画のように
ダウンスイングで
右かかとを上がってしまうと
お尻も前に出てしむので
スイング中は、
下半身の動きを抑え
骨盤の角度を変えない
事が大事です。
スクワットのような感覚を持つ
ダウンスイングでは、
一瞬スクワットをするように
沈み込めると、
骨盤の角度が
維持しやすくなります。
その低い体制のまま
腰を回すと
伸びあがりが抑えられます。
体を沈み込ませる
ことで、
骨盤の角度が
維持されやすくなり、
上体の突っ込みも
防げます。
ただし、
沈み込みすぎると
ダフリの原因になるため、
あくまで
「瞬間的な感覚」
として
捉えてください。

「左のお尻を後ろに見せる」
正しい回転移動を意識する
前傾角度を
保ちながらスムーズに
体を回転させるには、
横移動(スエー)
ではなく、
軸を中心とした
回転が不可欠です。
実践ポイント:
ダウンスイングでは、
左のお尻を「後方」
に向かって引いていく
ように意識して
回転しましょう。
正しい動き:
左のお尻が後ろに
引けることで、
自然と骨盤が傾斜を
保ったまま回転し、
体重移動もスムーズ
になります。
これにより、
手元のスペース
が確保され、
伸び上がりを
防ぐことができます。
後方カメラから見て
左のお尻が後ろから
見えるように
意識することが
重要です。

左のお尻を後ろ
に引きながら
回転することで、
正しい体重が
移動できるよう
になります。
【関連記事】
なぜ?ヒールに当たってしまうのか(スイング編)
【練習ドリル】壁を使った
ヒップターン練習
伸び上がりを直すには、
下半身を「その場」
で回す感覚を
掴むことが重要です。
- 壁に立つ:
お尻が壁に軽く触れる
程度に立ち、
通常のアドレスを取ります。
(ボールは打ちません) - バックスイング:
バックスイングで
右のお尻が壁から離れないように注意します。 - ダウンスイング:
ダウンスイングからフォローにかけて、
左のお尻を壁に沿って
後方へ滑らせるように
回転させます。
このドリルで、
お尻が壁から離れる
(アーリーエクステンション)
感覚と、
壁に沿って後ろに引く
(正しい回転)
感覚の違いを
体で覚えましょう。
FAQ (よくある質問)
Q1. 伸び上がりが「引っ掛け」や「ダフリ」を引き起こすのはなぜですか?
A. 伸び上がり(アーリーエクステンション)が発生すると、前傾角度が起き上がり、インパクトでグリップの位置が浮きます。その結果、ボールとの距離感が狂い、ボールの手前を叩く「ダフリ」や、フェースが急激に閉じて左へ飛び出す「引っ掛け(フック)」の原因となります。手元が浮くことで、クラブの軌道が不安定になるためです。
Q2. 「アーリーエクステンション」とは何ですか?
A. アーリーエクステンションとは、「早すぎる伸び上がり」という意味で、ダウンスイングの初期段階で骨盤がアドレス時よりも前に出てしまい、前傾角度が一気に崩れるスイングエラーです。これがダフリやトップ、スライスなど、あらゆるミスショットの大きな原因となります。
Q3. 前傾角度をキープするために、下半身で最も意識すべきことは何ですか?
A. 最も重要なのは、「足を蹴りすぎず、左のお尻を後ろに見せる」回転を意識することです。ダウンスイングで左のお尻を後方へ引くように回転することで、前傾角度を保ったままスムーズなヒップターンが可能になり、伸び上がりを防げます。
Q4. 「左のお尻を後ろに見せる」とは具体的にどういう動きですか?
A. 横移動(スエー)を抑え、左のお尻をターゲット方向ではなく、後方(背中側)へ引くように回転させる動きです。この動きにより、体幹の軸が固定され、前傾角度を維持したまま、クラブを振り下ろす手元の通り道が確保されます。壁を使ったヒップターン練習で感覚を掴むことができます。
まとめ
スイング中に
前傾角度を維持するためには、
「左のお尻を後ろに見せる」
「足を蹴りすぎない」
「スクワットのように沈み込む」
「正しい回転移動をする」
というポイントが大切です。
アーリーエクステンション
が起こると、
スイングが安定せず、
色々なミスショットの
原因になります。
正しい
下半身の使い方を意識して、
前傾角度を
保てるように
練習してみてください!
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