ボールの行方だけ見ていませんか?
多くのゴルファーは
ドライバーショット後、
ボールの飛び出しや曲がりを
気にしますが、
実は
「ティーペグの飛び方」
も非常に重要な情報源で
あることをご存じでしょうか?
ティーペグの抜け方・飛び方には、
スイング軌道や入射角、
フェースの使い方などのヒント
が詰まっています。
この記事では、
ティーペグの行方から
読み解ける理想のスイング像
を解説し、飛距離アップに
つながる改善ポイントをご紹介します。
目次
ティーペグが飛ぶ=クラブヘッドが何をしているか?
ドライバーは
「アッパーブローで打つ」
ことが飛距離アップの基本ですが、
そのためには
“クラブが地面に対してどう動いたか”
を知る必要があります。
ティーペグの動きは、
その痕跡を明確に示してくれます。
ティーペグの行方でわかる3つのこと
1,入射角(アタックアングル)
2,スイング軌道(クラブパス)
3,インパクトロフトと打点位置
理想のティーペグの飛び方とは?
| ティーペグの飛び方 | スイングの傾向 | 解説 |
|---|---|---|
| 少し前に飛ぶ・ティーが残る | ややアッパー/インサイド | 〇理想的なアタックアングルと軌道 |
| 左斜めに飛ぶ | アウトサイドイン | ×カット軌道でスライスしやすい |
| 後ろに飛ぶ | ダウンブロー/レベルブロー | 〇ヘッドの下にティーが当たっている |
| ティーが真っすぐ遠くに飛ぶ | ダウンブロー/レベルブロー | △打点が上すぎる |
| 右斜めに飛ぶ | ×フェースが開いている |
理想の条件は
ティーが飛びすぎず、
軽く前方に転がる
or
ティーが残る
ティーが
まっすぐ
or
ややインサイド方向に飛ぶ
これが、
「芯をとらえた証」
になります。
ティーの飛びで飛距離アップがわかるのか?
ドライバーの飛距離は以下の式で決まります:
ボール初速 × スピン量 × 打出角
この中で最も重要なボール初速は
「ミート率×ヘッドスピード」
で決まります。
アッパーブローで適正な
インパクトをすれば、
スピンが抑えられ、
高打出・高初速が実現
して飛距離が伸びます。
つまり、ティーの行方が
「まっすぐ前」「ティーが残る」
なら、
理想の打出角・最適スピンで打てている
確率が高いです。
ティーは飛ばない方がいいの?
かつてはアッパーブローが主流でしたが、
現代のPGAツアーでは
レベルブローが一般的です。
これは道具の進化により、
クラブの低重心、重心深さ、
ヘッドの軽量化など
最新技術のおかげで
簡単にボールが
上がるようになったからです。
トラックマンのデータでは
ドライバーのアタックアングル平均は
PGA男子プロで-1.3°の
ダウンブローになっています。
その結果
ティーペグの残り方も
変わっています。
昔はアッパーブローが主流だったので
ティーごと飛ばしていました。
しかし現在は
レベルブローが主流なので
ティーは地面に刺さったまま
残っている人が多いです。
よくある質問(FAQ)
Q1. ティーペグの行方で何がわかるのですか?
A. ティーペグの飛び方から、スイング軌道(クラブパス)、入射角(アタックアングル)、フェースの向きや打点位置などを読み取ることができます。ボールの軌道だけでは見えないインパクトの真実を知る手がかりになります。
Q2. 理想的なティーペグの飛び方はどんなものですか?
A. ティーが軽く前方に転がる、または地面に残る状態が理想です。方向は「まっすぐ」または「ややインサイド方向」が望ましく、芯でインパクトできているサインです。
Q3. ティーが飛ばない方がいいというのは本当ですか?
A. 現代のクラブ設計ではレベルブローで打つプロが多く、ティーが残るケースが増えています。昔のようにティーが勢いよく飛ぶ必要はなく、ティーが地面に残るのは安定した入射角の証拠です。
Q4. ティーの行方を見ると飛距離アップにつながりますか?
A. はい。ティーの行方から理想的なアッパー軌道やミート率の高さを確認でき、ボール初速・打出角・スピン量の最適化につながります。飛ばすための「再現性」を高める指標になります。
Q5. 自分のティーの飛び方が正しいかどうか確認する方法は?
A. 練習場でスマホを後方に置き、スローモーション撮影でティーの動きをチェックしましょう。軽く前に転がるか、残るかを確認することで、自分のアタックアングルや軌道を可視化できます。
まとめ:ティーペグは“もう一つのインパクトの証人”
ティーペグの行方は、
**スイングに対する“正直な反応”**
です。
ボールだけでなく
「ティーにも目を向ける」
ことで、
自分では気づけない動きに気づき、
スイング改善に繋がります。
「なんとなく打つ」
から
「理由を持って打つ」
へ。
ティーの動きから、
自分のスイングを客観視していきましょう。
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