ドライバーの「ヒール当たり」はアドレスで直す！真芯で打つコツとは

2024年12月27日 by STEPBYSTEPゴルフスクール代表コーチ）

ドライバーでなかなか
芯に当たらない…
ヒール（根元）側に
ばかり当たって
飛距離をロスしている…

その原因、
スイングではなく
「アドレス（セットアップ）」
にあるかもしれません。

多くのゴルファーが
「クラブの真ん中にボールを置く」という間違いを
犯しています。

その結果、
インパクトでボールは
クラブのヒール側へ移動し
、芯を外してしまうのです。

この記事では、

ドライバーで
確実に芯を捉え、
飛距離と方向性を
向上させるために
不可欠な
「正しいトゥ側アドレス」
のメカニズムを、

シャフトの科学に基づいて
徹底解説します。

これは何回もブログで
書いていますが
もう一度
わかりやすく
説明しています。

なぜ「クラブの真ん中」に構えるとヒールに当たるのか？

上記のような構えている方が
多いと思います。

ほとんどのゴルファーは、

アドレスでトゥ側を
少し浮かせて構えた際、

クラブヘッドの
マーク（ロゴ）や、
静止状態での
クラブの真ん中の位置に
ボールを
セットアップしています。

一見、
真ん中に構えているように
見えても、
実際には
ズレが生じています

しかしその構えだと
実はヒールに構えている
ことになるのです。

これを正面から見ると

ヒール側にセット
しているのが
わかると思います。

これをもう
少し掘り下げると

上記のクラブの
マークに構えると

芯の位置がずれているのが
わかると思います。
この状態から
スイングすると

インパクトではもっと
シャフトがしなり
トゥダウンが入るので

上画のように
斜めに構えたヘッドが
真っすぐに
なろうとします。

アドレスで構えた時と
インパクト時の
ヘッドの位置が
だいぶん変わります。

このボール位置で
打っていると
ヒールしか当たりません。

アドレスでは
真ん中（マーク）
よりボール１個分くらい
前に構える

人によって違うので
半個から
１個半の間

正面から見ると

左側はアドレス時の
ボールの位置です。

真ん中より先によりに
ボールがあります。

右側は
ダウンスイングで
シャフトがしなって
トゥダウンしている
イメージです。

アドレスで
斜めに構えている
クラブのヘッドが
真っすぐに戻って
ボールの位置が
真ん中になっているのが
わかると思います。

そのまま浮かすと
真ん中に当たります。

アドレスで
これだけ変わるので
ヒールに当たって
芯に当たらない人は
試してください。

FAQ (よくある質問)

Q1. なぜアドレスでクラブの真ん中に構えるとヒールに当たるのですか？

A. ドライバーはインパクト時にシャフトがしなることによる**「トゥダウン」**という現象が発生し、ヘッドの先端（トゥ）が下がります。アドレスで真ん中に構えていると、このトゥダウンによってインパクトの瞬間にボールの位置が相対的にヒール側へとずれ、芯を外してしまうためです。

Q2. 正しいアドレスの位置は、具体的にどのくらいトゥ側にずらせばいいですか？

A. クラブのマーク（真ん中）よりも、**ボールの直径の半個分から1個分（最大1個半）**程度、意図的にトゥ側にずらして構えることを推奨します。ヘッドスピードやシャフトの硬さによって最適な位置は変わるため、練習場でボールの当たる位置を確認しながら調整してください。

Q3. 「トゥダウン」とは何ですか？

A. トゥダウンとは、クラブが最速で振られるインパクトの瞬間に、遠心力とヘッドの重さにより、シャフトが下方向にたわみ、ヘッドの先端（トゥ）が下がる現象のことです。アドレスで地面から少し浮いていたトゥ側が、インパクトで地面と平行に戻ろうとします。

Q4. アイアンでも同じようにトゥ側に構えるべきですか？

A. アイアンでもトゥダウン現象は発生しますが、ドライバーほど顕著ではありません。アイアンではダウンブローで打つため、一般的にはソール（底）の真ん中、またはライ角に応じて調整します。この記事で解説しているのは、主にティアップする**ドライバー（ウッド系）**に特化したアドレス修正法です。

まとめ結論：
「ボール1個分」
トゥ側に構える

アドレスで
ボールを置く位置は、
クラブヘッドの
マーク（真ん中）よりも、

ボールの直径の
半個分〜1個分
（最大1個半）程度、

意図的にトゥ側に
ずらして構えてください。

正しいアドレスのイメージ

1. アドレス時: トゥ側を少し浮かせて構える。ボールはフェースの先端側（トゥ側）に寄っている。
2. インパクト時: シャフトがしなり（トゥダウンし）、ヘッドが地面と平行に戻る。
3. 結果: トゥダウンしたヘッドの「真ん中」にボールが当たり、最高の打感と飛距離を生み出します。

この調整幅は、
個々のヘッドスピードや
シャフトの硬さ
（しなり方）によって
異なります。

まずはボール1個分
トゥ側に構える
ことから始め、

実際に打って
どの位置にボール痕が
残るかを確認しながら、
最適な位置を

見つけてください。

アドレスを修正するだけで、
ヒールに当たる
ミスは激減します。

練習場でこの
「トゥ側アドレス」
を試すことが、
あなたの
ドライバーショットを
劇的に変える第一歩です。

※「トゥダウン現象」とは？
シャフトのしなりと

ドライバーのスイングは、
クラブが加速し、
シャフトが大きくしなる
ことで行われます。
この時、
遠心力とクラブヘッド
の重さによって、
シャフトは
下向きにたわみます。
これを
「トゥダウン」
現象と呼びます。

• トゥダウンのメカニズム:
  アドレスで少し浮かせていたヘッドが、インパクトの瞬間にはシャフトのしなりによって地面とほぼ平行な状態に戻ります。
• 結果: アドレスで真ん中に構えていたボールは、
  トゥダウンによって
  インパクト時には相対的に
  ヒール側へとズレてしまい、
  芯を外す原因となるのです。

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