セカンドショットの心得!ピンを狙うか?狙わないのか?

セカンドショットの心得!ピンを狙うか?狙わないのか?

グリーンに届く
距離が残ると、
つい
「ピン一直線」
に乗せる意識に
なりがちです。

ですが、
グリーン周りは
バンカー・池・
深ラフ・傾斜と
罠の密集地帯

ここでの考え方を
少し変えるだけで、
ラウンド全体の
“荒れ”
が一気に減ります。

今回は、
実戦で効く
コースマネジメントの核心
を5つに絞って解説します。


自分の実力を把握して、無理をしない

ショットの精度を
把握しないまま、
いつもピン一直線
——

そんな攻め方に
なっていませんか?

まずは
“当たる距離帯”

“外しやすい距離帯”を
ハッキリ分けましょう。


練習場で計測したら――

  • 〜100y:グリーンオンしやすい(精度◎)
  • 130y〜:急に精度が落ちる
    (ミス増)

このデータが出たなら、
ラウンドでは
130y以上はピン
(orグリーン)
を狙わない
のが正解。

花道や安全サイドに“置く”、
そして3打目勝負に切り替えます。


いつもピンは狙わない――“勇気ある無視”

ピン方向に真っすぐ打って
いくのは、
成功すればベタピン、

失敗すれば大怪我という
振れ幅の大きい賭け
です。

まず身に付けたいのは
**「ピンを狙わない勇気

花道や安全サイド
(池の反対側、浅いバンカー側)にボールを置けば、
次打の難易度が激減します。


プロでもピンを外す選択は
日常茶飯事。

風向き、ピン位置、
グリーンの硬さが
リスク側に傾けば、

“グリーン外のベストスポット”
に逃がすのが正解です。

良いスコアは攻めの質より
ミスの小ささ**

で決まります。


「どこを狙う?」より先に「どこを狙わない?」を決める

打つ前に、
まずNGゾーン
決めましょう。

この考えがとても重要です。

OB、池、クリーク、
深いガードバンカー、
急傾斜の奥ラフ…。

これらを先に消すことで、
残った安全地帯が
自然と“狙い目”になります。


発想は消去法です。

グリーンに届く番手があっても、
NGゾーンに
被る弾道は即却下。

安全サイドへラインを
引き直すだけで、

トラブル率は
大幅に下がります。

ゴルフ場と正面衝突せず、

ずる賢く避ける

これが安定スコアの
最短ルートです。


手前に“刻む”勇気――ボギーオンを標準装備

ミドルアイアン。
いつもフルで
グリーンを狙っていませんか?

 グリーン周りが
難しいホールでは、

手前にレイアップ
3打目勝負の
ボギーオンでOK
が最善になります。


18ホールのうち
数ホールはレイアップが
した方がいいホールがあります。

ダボ以上の
大叩きリスクが高いのに
パーオンにこだわるのは非効率。

確実なボギー>偶発的なパー

という発想転換で、
トータルスコアは安定します。

ついつい狙いたくなりますが
見栄を捨て、
確率に従いましょう。


ピンより“高い”エリアは避け、低いエリア(上りパット)を残す

残り100y前後の
“乗せどころ”では、
寄せる発想に
「次のパットの打ちやすさ」
を足す
のがコツ。

ピンより高い場所に
止まると
下りの速いライン
が残りがちで、

そうなると
短い距離でも
外れやすくなります。

一方、
ピンより低いエリアに乗せれば
上りのストレート寄り
が残りやすく、
強めにしっかり打てるので
2パットの確率が上がります。


アプローチでも同様で、
「ピンに近い」
より
上り×できれば真っ直ぐ

が正義!!

結果として
寄る距離も縮まります。


常にコースマネージメントを考える

  1. NG確認:ピン周りの最悪地帯(池・深バン・奥の急傾斜)を3秒で特定
  2. 消去法でライン決定:安全サイド or 花道へターゲット再設定
  3. パットを設計:届く距離なら「ピンより低い面」へ着弾イメージ
  4. 代替案も用意:ミドルアイアンは毎回レイアップ可否を検討

典型シーン別ミニ攻略

  • ピン右、右サイドが池
     → 左花道or左エッジ狙い。右は「狙わない」に即決。
  • ピン奥、奥が急下り
     → 絶対にショートサイドに外さない。ピン手前の面へ。
  • アゲンストで硬いグリーン
     → 花道ランオン設計。無理に空中で止めようとしない。
  • 残り150ヤード以上、ガードバンカー深い
     → 手前に刻み、上りの3打目で寄せる。ボギーでOKと考える。

まとめ:パーオンより、再現性の高い判断を

  • ピン一直線は狙わないことがある
  • NGゾーンから消去法でターゲットを決める
  • ピンより低い面に置いて上りパットを残す
  • レイアップを常に選択肢に入れる

目的は
「絵になるショット」
ではなく、
毎回同じように
スコアを作ること

この5つの思考法を
9ホールだけでも
試してみてください。

グリーン周りの
ヒヤリが減りますよ!

下記にFAQを作ったのでご参考に

グリーン攻略の4原則
各ノードをクリックすると、下の詳細FAQへ移動します。
Q1. なぜ“ピン一直線”をやめるべき?

ピン狙いは「成功=ベタピン/失敗=大怪我」という振れ幅の大きい賭けです。花道や安全サイドに置くだけで、トラブル率が激減しスコアが安定します。プロでも風・硬さ・ピン位置次第でピンを外します。

  • 安全サイドの決め方:池や深バンカーの反対側/傾斜が緩い面/花道
  • やってはいけない:“届く=狙う”を自動化すること

結論:良いスコアは攻めの派手さではなく、ミスの小ささで決まります。

Q2. 「どこを狙わないか」を先に決めるとは?

打つ前にNGゾーン(OB・池・クリーク・深バン・急な奥ラフ)を3秒でマーキング。消去法で残ったラインが狙い目です。

  • NG→即除外:ピン奥の急下り、池側の手前右など
  • OK候補:花道、ピンから遠いバンカー側、グリーンの広い面がわ

ポイント:ゴルフ場と正面衝突しない。“ずる賢く避ける”が勝ち筋。

Q3. なぜ「ピンより低い面」を狙うの?

ピンより高い面に止まると下りの速いラインが残りやすく、短い距離でも外れやすい。一方、低い面に置けば上りで曲がりが少ないパットが残ります。

  • 残り100y前後:ピン位置と面の高低を必ず確認
  • 寄せでも同じ:上り×できればストレートを残す配置が最優先

小ワザ:ピン真横よりも、ピン手前2〜5mの上り面を“面ごと”狙う。

Q4. いつ「レイアップ」を選ぶべき?

残りミドルアイアン以上で、グリーン周りが難しい(深バン・池・硬い奥)ときは、30ヤードから50ヤード手前に刻み→3打目勝負が最善。18ホール中2〜3ホールはこの選択がトータルで得になります。

  • 採用トリガー:「奥NG」「右は即ボギー以上」「風が読めない」
  • メンタル:確実なボギー > 偶発的パー。見栄を捨てる。
  • レイアップ地点:平ら・上り面・次打の得意距離

結果:ダボ以上の大叩きを根こそぎ削減=スコアが静かに整います。

Q5. 実戦テンプレ(プリショット・ルーティン)は?
  1. NG確認:池/OB/深バンカー/急傾斜を3秒で特定
  2. 消去法でライン決定:安全サイド or 花道に再設定
  3. パット設計:届く距離なら「ピンより低い面」に着弾イメージ
  4. 代替案:ミドルアイアン以上は毎回レイアップの是非を検討

この4手順を“毎回”回すだけで、判断の再現性が上がりスコアが安定します。

STEPBYSTEPゴルフスクールなら
ゴルフが上達することをお約束します。

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25歳でゴルフを開始。銀座ゴルフアカデミー吉本巧コーチの門下で2年間修行後、20年勤めた会社を退職しサンディエゴへ単身渡米。 芝の上で毎日打つ環境で、アプローチ・バンカー・パッティングを徹底的に鍛錬。帰国後は関西を中心にレッスンを開始し、 **「迷路にしない、明瞭なスイング指導」**をモットーに吉本理論をわかりやすく伝えている。 合理的で正しい理論の元で練習すれば必ず 上達することができます。 資格・認定: ビジョントレーニング2級/SPORTSBOX 3D GOLF Level 1 認定 メディア:読売テレビ「す・またん!」出演、パーゴルフ(2013年8月号)、ワッグル(2020年10月号)掲載 専門:スイング設計×クラブ軌道設計/ショートゲーム設計/3D動作解析(SPORTSBOX)/弾道解析専門(トラックマン4) 活動エリア:大阪(STEPBYSTEPゴルフスクール)北浜駅、淀屋橋駅、本町駅、堺筋本町駅 駅近です。 一言:「遠回りしない最短ルートで、再現性の高いショットを。」